改葬 ②

「改葬」に関わる費用では大きく差が出るのは、遺骨の納め先によってである。

いわゆる一般墓として、居住地の近くに墓地を新たに確保し、墓を建てるとなると、墓地の永代使用料や墓石代、工事費などが必要となる。
立地や規模によるが、200万〜300万くらいかかることも珍しくない。

一方、数十万程度からと手頃なのが納骨堂だ。
納骨堂は以前からある墓の形態の一つだが、最近はロッカー式に代わって、自動搬送式と呼ばれるタイプが都市部の駅近などで増えている。

アクセスが便利な上に、維持管理が簡単な点なども人気の理由のようだ。
費用の点だけから遺骨の行き先を決めることは決して適切ではないが、一つの判断材料にはなるだろう。