がんについて ③

2019年のがん罹患数予測は、約101万7千200例(男性57万2千600例、女性44万4千600例)と推定されていた。
そのうちの半数は、70歳を超えた人である。

平均寿命が60歳の頃は、がんは死亡原因のベスト3にも入っていなかった。
罹患する前に寿命が尽きていたからだ。

10年ほど前のがんの罹患率は、3人に1人だったが、今では2人に1人になり、3人に1人ががんで死亡するようになり、今では死因のトップである。

平均寿命が男女とも80歳を超えた今、がんになるお年寄りが増え続けることになる。

超高齢化社会の日本が抱える医療問題は、いったいどうなっていくのだろうか。