片づけの本質②

片づけは、手法やテクニックの問題ではなく、心の問題だとなぜいえるのでしょう。

これは日本人がモノや道具を大切に扱い、供養したり、お祓いしたりする、モノにも命が宿っているという世界観があるから。

つまり、日本人にとって、モノや道具は単なる物質ではなく、人生の相棒であり、潜在的には自らの魂の一部であると考えているからだと思います。

身の回りのモノをいざ片づけよう、処分しようと思った時、誰でも多かれ少なかれ、そのモノに思い出や感情が湧き上がって来るもの。

そうしたモノの感情こそ、片づけられない根本原因、その思いに決着がつけらない限り、いつまで経っても片づけは終わることはないのです。