エンディングノート5

「もしものとき」に対する考えや希望を書き込むことで、遺された人々は、その思いをくみとることができます。

認知症やその他の病気などによって自ら判断する能力を失ったり、コミュニケーション能力が低下したときの自分の介護・看護について記入すること、介護や看護をされることになったとき、どうしてもらいたいかをできるだけ伝えておくことは、自分だけでなく家族や介護・看護をしてくれる人のためにも役立ちます。

当人の希望がわからないと、病名や余命の告知から意識がなくなった場合の延命治療まで、非常に難しい判断が家族に委ねられることになり、結果、大きな負担を強いることになるのです。

家族など周囲の人の負担を軽減するためにも、自分の考えをノートに記入するとともに、それについて、普段から一緒に話しあっておきたいものです。