Bさんの場合(不治の病になった時)
私は、あるガンで余命1年と宣告された事があります。
今時の病院では、割とあっさりと宣告をします。
宣告された時は、一瞬クラッとしたのを憶えています。
しかし、すぐに医師が告げた言葉で
救われたのです。
その言葉は、
「Bさん、ガンは、初期ガンです。
早くに手術等をすれば、大丈夫ですよ。こちらも全力を尽くします。
一緒に頑張りましょう。」
とても、勇気づけられ今後のことを冷静に考える事ができたのです。
その後、私、妻、家族共に面談があり手術となりました。
術後、私(Bさん)は、これまでの人生を振り返って、そして、人生の終焉を意識するようにもなりました。
決して、悲観とか後ろ向きな考えではなく、今後の生き方や終わり方を
考えるようになったのです。
お世話になった方々へ恩返しをしたい、これ以上、妻、家族等に心配かけないよう病気にならない身体になること等を決意し、家族にその気持ちを伝えました。
そして、万が一の事や認知症になった時等を想定して家族と話すことが多くなりました。
人生会議と言うほどのものではないけれど、私の終焉のあり方(希望)は、家族には、ことある毎に話しております。