献体は窮極な選択

葬儀にお金をかけられない人や、
かけたくない人たちが、献体の事前登録に殺到しているというニュースを聞いた。

献体とは、大学医学部や歯学部で行う解剖学実習の教材として、自分の遺体を無条件、無報酬で提供することをいう。

遺体の移送費、火災料などの費用は、献体先の大学が負担するから、
葬儀費用がかからない。

だだし、火葬を終えて遺骨が親族に渡されるのは、早くて半年、通常1年後になる。
身寄りがないか、墓がない人は、大学のが合祀墓に納骨してもらえるとのこと。

もし、お金もなく、頼る家族もなければ献体は、窮極な選択といえるのではないだろうか。