人生100年時代⑨

前掲の「まだ20〜30年の人生があるとすれば」と老後の生活期間を仮定しているのは、計算の起点は明記されていないが、夫65歳、妻60歳を起点に20〜30年間、すなわち夫は85〜95歳、妻は80〜90歳までの間について論じていると解釈できる。

老後資金準備を考える際、平均寿命(男性81、25歳女性87、32歳)まで
の生存しか想定しないのでは不十分であることは明らかである。

起点の年齢(男性65歳、女性60歳)に
その年齢余命を加えた年齢(男性84、70歳 、女性89、04歳)でも
生存可能は50%を上回る。

将来受け取れる公的年金を把握し、
せめて日常生活費が賄える暮らしを実現する為にどのような対策が必要か考え行動することが重要である。