改葬 ④

「改葬」においてむしろ注意すべきは、親族間の感情的なトラブルだ。

親族が墓参りに行ったら墓がなくなっていることを知りショックを受けたとか、その多くは事前の連絡や説明が十分でなかったことがきっかけとなり、また感情のことだけに増幅されやすいようだ。

従来の墓の多くは家族墓であり、先祖代々の遺骨が納められている。
自分や家族だけの問題と考えると後からさまざまなトラブルを引き起こす。
特に地方に行くと、本家と分家のつながりが色濃く残っていたりするので、それぞれの地域のしきたり等を踏まえて配慮する必要がある。

改葬は手続きや費用だけの問題ではないのだ。