病院死 ③

生老病死というふうに、生あるものは滅する。

戦後の死亡者の年齢を厚生労働白書では、昔は若死が多かった。

若死にはあまりに悲惨だと、死と闘うために医療は頑張ったわけだが、今は相当部分が高齢で亡くなる。

だとすれば、これまでの医療だけでなくいかに生を全うするかということを支援する医療も必要なのに、病院中心の医療はあまりそれに関心を持たなかった。
住民も、病院でできる限りのことをしてもらうことをよしとしてきた。

なにも、
病院の医療が悪いと言っているのではなく、医療はこれでよかったのだろうかという見直しが必要であるし、国民ひとりひとりも死というものをどのようなかたちで迎えるのかということを考える時期に来ていると思う。