人間が生まれるとこは、自分の意思と関わりがなく、 生まれる場所も、
両親を選ぶことも出来ない。
生まれてしまえば、いつ自分がどこで、 何で死ぬのかはわからない。
どこから来て、どこへ行くのかも知らされない。
生涯の間に、天災、戦災、人災、病災などに、 いつ襲われて死ぬかわからない。これからの死は、ある日、突然、 予告もなく襲来してくるから、防ぐすべもない。
人は最期まで、 人間としての誇りを抱いたまま美しく死んで行きたいと思う。
死に臨んで、いたずらに延命策を施し、 ただ息をしている状態だけでいるのは自分のプライドが許さないと 考える人間も多くなっている背景から考えつかれたのが尊厳死のよ うである。