運のいい人 ⑤

「自分は運がいい」と思えるようにするには、いつも運のいい人のそばにいる、というのもひとつの方法のようだ。

人の運のよしあしは、もともとその人がもっているというよりも、その人の行動パターンによって決まると考えられている。

運のいい人のそばにいると、その行動パターンが似てきて、「運を呼び込む」ことができるのだという。

ではどうして、人は近くにいる人間に似てしまうのか。

これは、脳の中のミラーニューロンという神経細胞が大きく関係していて、この細胞は、他人の動きを、鏡(ミラー)に映る自分の動きのように感じて活性化する細胞。

他人の行動意図や目的を理解して反応するということは、運のいい人と一緒にいて行動をよく観察するだけでも自分のミラーニューロンが活性化して考え方やモノの見方も似てきて「自分も運がいい」と思い込む。

仮に、それは錯覚でも構わない。
「自分は運がいい」と思い込むところから運をアップさせるためのスタート地点なのだから。