生き方 17

狭いところに引っ越すと、モノを捨てざるをえなくなる。

結婚した人が一気に活性化するのは、結婚することによって自分の持ち分が半分になって、捨てざるをえなくなるからだ。

「捨てる」というより、捨てさせられたり、勝手に捨てられてしまう。
パートナーに「これ要るの?」と言われたら、反論の余地はない。

離婚した時も、パートナーにモノを持っていかれて、モノが減る。
部屋がどんなに広かったかがわかる。
部屋が明るくなったと思ったら、「こんなところに窓があったんだ」と驚く。
モノで窓がつぶれていたのだ。

ベランダが物置き場になって洗濯機も使えなくなる。
「ご位牌が見当たらないけど、どこに行った?」と思ったら、押し入れの奥から出てくるという罰あたりなことになってしまう。

今より小さいところに引越ししてモノにしがみつかない生活をしよう。